KL新金融街TRXの今とこれから
- Erik & Aya

- 6月30日
- 読了時間: 3分
更新日:3 日前

クアラルンプール中心部で進む、マレーシア史上最大規模の都市再開発プロジェクト 「TRX(トゥン・ラザク・エクスチェンジ)」。金融特区としてだけでなく、巨大ショッピングモールや高級住宅、ホテルが立ち並ぶこの街は、いま着実にその姿を変えつつあります。
この記事では、「TRX」のこれまでの歩みと今後の展望を、わかりやすくご紹介します。
「The Exchange TRX」とは?
The Exchange TRXは、クアラルンプール中心部に誕生した大型複合再開発プロジェクト。マレーシア政府主導で進められており、住宅、オフィス、高級ホテル、大型商業施設が集約された、国際都市型エリアとして発展が期待されています。
この再開発の中核となるのが 「The Exchange TRX Mall」 で、2023年11月に正式オープンしました。すでに多くの人気ブランドや飲食店が営業を開始し、都市型商業施設として高い注目を集めています。住宅棟やホテルなどその他の施設は、今後も段階的に完成予定です。

TRXに集まる注目の建物・プロジェクト
現在、TRX内には以下の主要なビルが完成しています。
The Exchange 106(106階建て・452m)
Affinタワー
Menara IQ(HSBCマレーシア本社)
Menara Prudential
TRX Residences(住宅棟)
さらに今後は、以下のプロジェクトが2025〜2026年にかけて順次完成予定です。
Golden Eagle Tower(リージェントホテル&レジデンス併設)
Kimpton Hotel
The Exchange TRXオフィス棟
また、注目すべき動きとしては、オーストラリアの開発会社Lendlease と TRX City による共同開発プロジェクトも控えており、TRX全体がさらに進化していくことが期待されています。
今後の展開と噂
現在報じられている動きとして、IQタワー(HSBC)隣接地に約50階建て・約80万平方フィート規模の新オフィスビル建設計画(2029年完成予定)が進行中との情報もあります。また、一部では有名大学による新キャンパス建設の計画も噂されています。これらの情報については、今後の正式発表が待たれる段階です。
※上記はSNSなど非公式情報を含んでおり、現時点で確定しているものではありません。
また、2025年6月にはTRXの第10棟目となる新商業ビル(39階建て)が正式発表され、PwC(プライスウォーターハウスクーパース)マレーシア本社が同ビルに移転予定であることが明らかになりました。現在KLセントラルにある本社を、2029年第2四半期のビル完成と同時に移転する計画で、20年契約による長期入居となります。
TRX CityのCEO、アズマン・タリ氏によると、TRX内の既存ビルはすでにほぼ満室に近く、新ビルの建設は高まるハイグレードオフィス需要に応えるものとのことです。
さらに、TRX全体ではこれまでに累計約80億リンギットの投資を呼び込み、2万人以上の知識労働者が集まっているとされます。Ant International(蚂蚁国际)、UAEのBin Zayed Group、MUFG(三菱UFJ)など、グローバル企業の進出も加速しており、TRXの国際金融ハブとしての地位は今後さらに強まっていくと見られます。
国際都市としてのTRXの未来
TRX全体は、クアラルンプールの国際金融特区として位置づけられており、MRT直結の好アクセスが魅力です。
今後も「ビジネスとライフスタイルの融合」をテーマに、マレーシアが誇る都市型再開発の象徴として、さらなる成長が期待されます。
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📚 Sources
・Official Website of TRX City
・Opening Report of The Exchange TRX Mall The Edge Markets (November 2023)
・TRX Infrastructure Development Report New Straits Times (June 2022)
・Official Announcements by Lendlease
・ASEAN Community – Official Facebook
・CHINA PRESS 2029年次季落成 PwC将入驻TRX新大楼 2029年次季落成 PwC将入驻TRX新大楼






