🚄6分で国境越え!ジョホールバル〜シンガポールRTS高速鉄道
- Erik & Aya

- 7月8日
- 読了時間: 4分
更新日:5 日前

※写真はクアラルンプールで撮影されたもので、実際のRTSリンク列車ではありません。イメージ目的で使用されています。
🚆【2026年開業予定】新ジョホール=シンガポールRTS、所要時間たったの6分!
2026年に開業予定の「新柔地鉄RTS(Rapid Transit System)リンク」は、マレーシアのジョホールバル(Bukit Chagar駅)とシンガポール(Woodlands North駅)を結ぶ国際高速鉄道シャトルで、全長わずか4km、所要時間はたったの6分です。
✅ これが新しい国境越えのカタチ
2024年6月21日にシンガポールの中国語新聞「新明日报(Shin Min Daily News)」が報じたところによると、マレーシアMRT社がFacebookで、
「新しいRTSで国境を越えると、どれくらい早くシンガポールに着くか知っていますか? なんとたったの6分です!」
と発表しました。
また、このRTSは、1時間あたり1万人を片道で輸送できる高効率な交通システムとして、混雑するイミグレーションの混雑緩和が期待されています。
🛤️ RTSリンクの概要まとめ(MRT Corp公式情報より)
項目 | 内容 |
路線距離 | 全長約4km(マレーシア側2.7km、シンガポール側1.3km) |
所要時間 | 約6分 |
駅数 | 2駅(Bukit Chagar駅〈JB〉、Woodlands North駅〈SG〉) |
最大運行速度 | 時速80km |
車両編成 | 4両編成 |
輸送能力 | 片道1時間あたり最大10,000人 |
予想利用者数 | 1日あたり約40,000人 |
運行頻度 | ピーク時は3.6分に1本運行予定 |
運営会社 | RTS Operations Pte Ltd(Prasarana Malaysia + SMRT Singaporeの合弁会社) |
車両基地 | ジョホールバル・Wadi Hanaに設置 |
開業予定 | 2026年末予定(工事進捗により変更の可能性あり) |
🛃 入国審査が「出発駅だけ」で完了!
RTSの大きな特徴は、出発駅にマレーシアとシンガポール両国のイミグレーション施設を併設(co-location)することです。つまり、
出発時に両国の出入国手続きを一度に完了!
到着後は、そのまま駅を出るだけ!
従来のように到着後もイミグレに並ぶ必要がなくなり、「本当の意味でスムーズな国境越え」が実現します。
✅JB ~ SG国境越え 「RTS vs 今の交通手段」– 時間とストレスの比較
🚍 A. バス(2024年現在)
Larkin Bus Terminal(JB)→Queen Street Bus Terminal(SG)など複数ルートあり
所要時間:通常1.5〜2時間以上(ラッシュ時は2.5時間超も)
費用:RM3〜RM5程度(シンガポール入国後のMRT代など別途必要)
備考:イミグレーションでの待ち時間が最大のネック(1時間以上並ぶことも)
🚶♂️ B. 徒歩+MRT(コーズウェイ経由)
徒歩でコーズウェイを渡り、Woodlandsチェックポイント → MRT乗車
所要時間:徒歩20〜40分(渋滞時には逆に早い)、全体で1時間〜1.5時間
費用:MRT代のみ(SGD1.20程度)
備考:徒歩ルートは排ガス・混雑・暑さなどの負担大/治安注意も必要
🚗 C. 車・Grab
自家用車/配車アプリ(Grab)/タクシー
所要時間:平常時:約45分~1時間/ラッシュ時:1.5時間以上
費用:Grab:RM30〜70(時間帯・ルートによる)
備考 :イミグレ渋滞・駐車場・通行料(VEPなど)も考慮必要
🚉 D. 現在の電車:Shuttle Tebrau(マレー鉄道)
KTM Shuttle Tebrau(JB Sentral ↔ Woodlands Train Checkpoint)
所要時間 約5分:(乗車時間)+入出国手続き
本数:通常1時間に1本程度(混雑時期は早期満席)
費用:JB発:RM5(SG発:SGD5)
備考:チケットは事前予約推奨/早朝・深夜は運行なし/本数に限りあり
🚄 RTS Link(2026年開業予定)
所要時間:約6分(乗車時間)+出発駅でのみイミグレ手続き
頻度:ピーク時3.6分間隔で運行予定
費用 :正式発表は未定(参考:SGD5前後の見込み)
備考:出発駅で両国の入出国を完了、到着後は改札出るだけ/定時運行・快適性が最大の魅力
※本情報は2024年時点の公共交通機関・報道・利用者データをもとに作成した目安です。所要時間や費用は交通状況・時期・政策変更により変動する可能性があります。
🌍 まとめ:国境の常識を変える、6分間の国際鉄道
RTSリンクは、単なる交通手段ではなく、ジョホールバルとシンガポールを“日常的に行き来できる生活圏”に変えるインフラです。
ビジネス、教育、通勤、観光など、あらゆる面でマレーシア・シンガポール間の連携がより深まることが期待されています。
👉 Tabinikoでは、不動産投資から移住・教育移住・MM2Hのサポートまで、マレーシアでの暮らしをトータルでサポートしています。是非ご相談ください。
📚 Sources
MRT Corp Official Page
Official Facebook post by MRT Corp – “RTS Link JB–SG” (June 20, 2024) https://www.facebook.com/share/1c34Tre4iT/
Official Facebook post by Shin Min Daily News (新明日报), June 21, 2024






