🏙️ KLCC再開発ニュース:コーラスホテル跡地に高級住宅誕生へ
- Erik & Aya

- 8月14日
- 読了時間: 3分
更新日:11月11日

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【現地不動産ニュース】KLCC前のコーラスホテル、マハ・シンが取得──再開発で新たな高級レジデンスへ
2025年8月、マレーシア不動産業界において注目の大型取引が発表されました。マハ・シン・グループ(Mah Sing Group Bhd)が、クアラルンプールの中心地・KLCC前に位置するコーラスKLCCホテル(Corus KLCC Hotel)の敷地を2億6000万リンギ(約82億円)で取得し、再開発を進める方針です。
地元で親しまれたホテルが再開発へ
この再開発用地は、ペトロナス・ツインタワーおよびスリアKLCCから徒歩5分という好立地に位置しており、敷地面積は約0.60ヘクタール(1.485エーカー)。1984年に「ミンコートホテル」として開業し、後に「コーラスホテル」として長年にわたり営業してきた歴史を持ちます。
40年の歴史に幕を下ろすこのホテルは、解体後、高級サービスアパートメントとして生まれ変わる予定です。再開発プロジェクトの総開発価値(GDV)は12億8000万リンギ、販売価格は1ユニットあたり89万8000リンギ(約2800万円)からと発表されています。
売却の背景と両社の戦略
売却元であるマレーシア・ユナイテッド・インダストリアル(MUI)グループは、資産ポートフォリオの再編(合理化)を進める中で今回の土地売却に踏み切ったとしています。
MUIの会長兼CEOであるアンドリュー・クー氏は、「最適な時期での資産売却であり、マハ・シンのような信頼ある開発業者がこの地を新たなランドマークとして生まれ変わらせてくれることを期待している」と述べました。
一方、取得したマハ・シン・グループの創業者兼マネージングディレクター、タン・スリ・レオン・ホイカム氏は、次のようにコメントしています。
「これは単なる不動産開発ではなく、KLCCのスカイラインに調和する象徴的な開発を実現する機会です。希少な永久地契、優れた立地と交通アクセスを備えた本プロジェクトには国際的な魅力があると確信しています。」
また、このプロジェクトはマハ・シンにとって2025年における2件目の大型土地取得でもあり、同社が都市中心部の好立地における戦略的拡大を図っていることを示しています。
再開発の経済的波及効果にも期待
再開発計画は、都市景観の刷新だけでなく、建設中・完成後を通じて雇用創出や観光・商業の活性化にも貢献するものと見込まれています。レオン氏は、「高品質な住宅供給とともに、地域経済への相乗効果も期待される」と述べています。
さらに、このプロジェクトは「クアラルンプール都市計画2040(Kuala Lumpur Local Plan 2040)」が掲げる「コンパクトで接続性が高く、住みやすい都市空間づくり」にも整合しており、政策面からも後押しが期待されます。
40年の歴史を持つコーラスホテルの閉館と解体は、一時的な寂しさを伴いますが、その跡地に建つ新たなレジデンスは、KLCCエリアの魅力をさらに高める起爆剤となるかもしれません。地元と国際市場の双方を視野に入れたこのプロジェクトの今後の展開に注目です。
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📚 Sources
Business Times ( New Straits Times )-"Mah Sing snaps up iconic Corus KLCC site for RM260mil, paving way for RM1.28bil redevelopment "[BTTV] ( August 7, 2025 )
马来西亚东方日报-"马星集团2.6亿买地 Corus酒店将拆除重建"( August 7, 2025 )






